武と舞の織りなす世界 剣舞「勝風神刀流剣武術」のホームページにようこそ

   剣舞について


「剣舞」とは

 


 そもそも「剣舞」とは、端的に申しますと『刀剣(日本刀)を用いて舞うこと』になろうかと思います。 そういった意味では大変歴史が古く、その端は奈良・平安時代まで遡りますし、神社などの神前において奉納として、また武将が士気高揚のために舞ったというお話もございます。
 しかしこれらは漢詩・和歌などに節(旋律)を付けて詠う「吟詠・詩吟」に合わせて、そこに含まれる情景や心情を刀剣と扇を用いて舞で表現する現在の剣舞とは幾分その趣が異なっております。 現在のような「かたち」になりましたのは江戸末期から明治初期の頃とされております。一説には江戸幕府直轄の学校であった昌平黌(しょうへいこう)の学生が酔って詩を吟じ剣を抜いて舞ったというお話がありますが、これはおそらく即興的なものであったようで、明治に入り榊原鍵吉が始めた撃剣興行の余興として行ったのが最初とされ、その後日比野雷風や長宗我部林馬などの先駆者の手により系統立てられたとされております。
当然芸事でございますので、舞台上における芸術的要素を高めることを目的としておりますが、元来が武士の嗜みであった居合道や古武道をその基としておりますので、刀剣の扱いや服装、所作にはそういった点も重要視されております。 刀剣・日本刀、そして扇という道具の他に、槍や薙刀なども用い、服装は基本的に袴姿に襷・鉢巻きとなっております。


  
Copyright(C) 2009 勝風神刀流剣武術 All Rights Reserved.